家庭教師の佐々木

  • 「家庭教師の佐々木」のご紹介
  • 国語の勉強法
  • 入試情報・分析
  • 辛口中学受験塾
  • 家庭教師とのつきあい方
現在の場所:ホーム / 家庭教師とのつきあい方 / 家庭教師はいつから使うべき?

2016年2月7日 by 佐々木文叔

家庭教師はいつから使うべき?

 

決まった時期があるわけではないが、

早ければ早いほど良いというわけではないので注意。

 家庭教師をいつからどのように使うかはとても難しい問題です。結論から言えば、お子様の状況によって異なるとしか言えません。ここでは、早くからはじめる場合のメリット・デメリット、遅く始めた場合のメリット・デメリット、どのように使うのが最も良いのかという点についてお話します。

1.家庭教師を早くから使う場合。

 ・メリット…問題への対応に余裕が持てる。 

       情報が多く得られる。

   ~家庭教師を使うかどうか検討されるお子さんの場合、既に何らかの課題が生じているわけですが、特に国語についての課題としては、「文章が読めない」というものが多くなります。この課題は、基礎的な語彙力の不足が原因となっている可能性が高く、解決するのに長い時間を要します。6年生になってからでは間に合わなくなる可能性があります。また、学年が上がるにつれて他の教科で要求される勉強量も上がるため、克服に十分な時間を取れないという問題も出てきます。早く(4年生後期~5年生)から始めていただければ入試までに十分な時間が確保できます。

    家庭教師や塾の講師をしていると見落としてしまいますが、上のご兄弟がいないお子さんのご家庭では中学入試とそこまでの道のりについての全てが初めての経験となります。ある時期にどのようなことが出来ていなければならないのか、自分の子供が陥っている状況は他の人も同じなのか、この分野はやる必要があるのか、塾とはどのように付き合えばよいのか・・・など様々なことを不安に思われる方が非常に多いのです。特に多いのは、「こんなことを塾に相談(要求)してよいのかしら?」というご不安です。控えめな性格のお母さまだと、「成績が下がってきているということを塾の先生に言うと傷つけるのではないか」とか、「授業のない時間帯に自習に行くのは塾の迷惑にならないだろうか」などと悶々とされることもあります。

   ご家庭とちゃんとコミュニケーションを取っている家庭教師は様々な塾と間接的につながっています。それぞれの塾の内部事情に詳しいことも多くあります。塾より少しご家庭に近い存在としての様々なアドバイスが期待できます。

 

 ・デメリット…経済的負担が増える。

          勉強に対する集中力が欠けることがある。

   ~家庭教師を使うことを躊躇される一番の理由は「経済的な負担」ではないでしょうか。4年生であっても授業料は4~5万円が相場です。開始時期を遅らせれば遅らせるほど、トータルで必要となる額は安くなります。

    早い時期から家庭教師をつけても「勉強する」という基本的な姿勢が身についていないお子さんの場合には椅子に座らせて問題を解かせるだけで授業が終わってしまいます。また、本人が受験に対する十分な意識を持てていない状態で家庭教師をつけると、無気力にただ二時間勉強するという状態になってしまい、かえって逆効果になります。この、勉強に対する誤った姿勢はなかなか抜けません。悪い癖が早くについてしまうという本末転倒の結果になります。

 

 2.遅くから始める場合

  ・メリット…集中力や目的意識を持って密度の濃い時間を過ごせる

          必要最低限の経済的負担で済む

    ~家庭教師を使うのが後半になればなるほど、お子さんの危機感も高まります。特に6年生になってからの場合、模試の偏差値などが志望校と直結するため、「どうしても成績を上げたい」と思えるようになります。そのため、授業中に集中力が切れたり、必要な課題に取り組まなかったりというような問題が起こりにくくなります。授業中の姿勢も、説明を受ける、見てもらうという受動的なものではなく、自分から質問する、分からないところを理解しようとするという能動的なものになります。早い時期から家庭教師を使う場合には、このような姿勢の転換をどこかで行わなければならないのですが、意外に時間がかかることがあります。そのような手間をかけずに済むのも良い点だと言えます。

     経済的負担については上に述べたとおりです。できるだけ遅く始めたほうが効率的なお金の使い方になるのは間違いありません。

 

 3.家庭教師をどのように使うべきか。

  中学受験では各分野の中身が濃いため、全教科を家庭教師に委ねるのは得策とは言えません。塾に通う必要があるのか?という所でもお伝えした通り、それでは時間も費用も多くかかりすぎてしまいます。まず大前提として、家庭教師は苦手分野に使うという方針を立てましょう。また、その際にはご家庭の要求を家庭教師にしっかり伝えることが必要です。とはいえ、この部分が最も難しい所でもあります。

 使いはじめる時期について言えば、上に書いてあることを参考にお子さんの状況や性格を加味してお考えください。一般的には時期が遅くなるほど集中力が増しますが、入試までに課題を解決できない危険性が増します。国語の場合には様々な点を改善して結果を出すまでに最低でも半年の時間が必要です。即効性がないことを前提にお考え頂くと後悔せずに済むと思います。

カテゴリ家庭教師とのつきあい方

家庭教師の佐々木

050-6877-5787

平日10:00~18:00

お問い合わせはお気軽に

システムと料金
お問い合わせフォーム

現在の募集状況

新年度の募集について(2025年4月開始) &n … [続きを読む...]

カテゴリー

  • 「家庭教師の佐々木」のご紹介
  • 入試情報・分析
  • 国語の勉強法
  • 家庭教師とのつきあい方
  • 未分類
  • 辛口中学受験塾

最近の投稿

  • 名古屋中学の入試分析
  • ミスを減らしたい
  • 私ができること
  • 偏差値通りに合格する子、しない子
  • 単語帳

Ninja Tools

プロフィール

愛知県在住
・大手中学受験塾国語科講師
・プロ家庭教師

2006年:名古屋大学法学部法律学科卒業
以後、派遣家庭教師・明倫ゼミナール国社講師を経て現職。

最新記事

  • 名古屋中学の入試分析
  • ミスを減らしたい
  • 私ができること
  • 偏差値通りに合格する子、しない子
  • 単語帳
  • 家庭学習の進め方
  • 漢字の学習について(連綿、綿密に寄せて)

検索

タグ

中学受験 入試分析 勉強法 受験勉強 名進研 国語 塾 家庭教師 家庭教師の授業 小4 小5 小6 愛知淑徳中学 料金 日能研 東海中学 滝中学 金城学院中学校

Copyright © 2025 · Executive Pro Theme on Genesis Framework · WordPress · ログイン