いつ、なにを、どれだけやるか?ということは、お子さんの状況によって様々に変わります。ただ、多くの受験生を見てきた経験から、「この時期にこれが出来ていないとマズイ」とか、「この時期にこういうことにつまづきやすい」ということがあります。
また、中学受験は塾が学習の中心になりますが、この先どういうことが予定されているのかはなかなか保護者の方には明確になりません。そこで、次のタームで何が予定されているか?を加味して、特定の時期に何が出来るようになっていなければいけないかを纏めました。
4年生(4月)
多くのお子さんが中学受験の勉強を始めるのが4年生の3月です。この時期に多くの塾では学期が始まり、生徒募集にも力を入れています。そこから1ヶ月経過した4年生の4月に到達している必要があるのは、勉強のことよりも生活態度、生活習慣に関する部分です。ただ、この部分は受験までの長い3年間を支える基礎になります。
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寝る時間と起きる時間
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特に寝る時間には注意をして下さい。夜9時には寝るという生活習慣が無い生徒の場合、まずそこを改善しましょう。特に夜遅くまで(小4であれば夜11時は完全な深夜です)起きている生徒の場合、様々な悪影響が出てきます。
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特に寝る時間には注意をして下さい。夜9時には寝るという生活習慣が無い生徒の場合、まずそこを改善しましょう。特に夜遅くまで(小4であれば夜11時は完全な深夜です)起きている生徒の場合、様々な悪影響が出てきます。
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漢字学習の定着
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漢字学習はこの先受験までずっとコンスタントに続ける必要があります。漢字で点数が取れていないことを把握してから勉強を始めるのは、そもそもマイナスからのスタートになりますし、量も多くなって苦痛です。最初の一ヶ月で漢字を毎日勉強する習慣をつけましょう。
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漢字学習はこの先受験までずっとコンスタントに続ける必要があります。漢字で点数が取れていないことを把握してから勉強を始めるのは、そもそもマイナスからのスタートになりますし、量も多くなって苦痛です。最初の一ヶ月で漢字を毎日勉強する習慣をつけましょう。
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塾に慣れる
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この段階では塾に通うこと、通う先の塾に慣れることが必要です。塾によっては合わないこともあるでしょう。その場合、早めに塾を変えましょう。
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転塾は保護者にとってもお子さんにとっても負担が大きいです。そのため、お子さんに合う合わないを早めに見極めて出来るだけ早い時期に乗り換えることが大切です。塾の選び方については、それぞれの塾の特徴を参考にして下さい。
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この段階では塾に通うこと、通う先の塾に慣れることが必要です。塾によっては合わないこともあるでしょう。その場合、早めに塾を変えましょう。
4年生(12月)
塾に通い始めて9ヶ月経過しました。この時点では5年生になる準備が出来ているかどうかが1つの目安になります。
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模試が活用できているか
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4年生になると多くの塾では毎週テストが行われます。その際に毎回の模試を十分に活用できているかが5年生になってからの勉強の効率に影響します。間違えたところの把握だけでなく、その解決が一週間のサイクルの中で出来ているかを確認してください。
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4年生になると多くの塾では毎週テストが行われます。その際に毎回の模試を十分に活用できているかが5年生になってからの勉強の効率に影響します。間違えたところの把握だけでなく、その解決が一週間のサイクルの中で出来ているかを確認してください。
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記述問題が書けているかどうか
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そろそろ記述問題に手が付けられるようになっておく必要があります。詳しくは各中学の出題傾向に譲りますが、記述で最低限部分点を稼がなくては合格は覚束ないと言わざるをえません。
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また、記述問題はある程度「書く練習」をしておかないと答えはわかるけど文章にできないということになってしまいます。答えが合っているかどうかはとりあえず無視して、模試の記述問題が白紙になっていないかを見てみましょう。
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そろそろ記述問題に手が付けられるようになっておく必要があります。詳しくは各中学の出題傾向に譲りますが、記述で最低限部分点を稼がなくては合格は覚束ないと言わざるをえません。
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問題に集中できるか
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4年生の授業を担当していると問題に集中して取り組めない生徒がある程度見られます。国語が苦手な生徒はすぐに集中が切れてしまいます。
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その原因ははっきりしていて、文章が読めない(読むことに慣れていない)からです。文章を読むことに慣れていない生徒にとって、授業はただ意味のわからないことを言われているだけの時間です。早めに対策を打つ必要があります。お子さんの塾での様子を聞いてみて、集中していない、私語が多いなどと言われる場合には、文章が読めているかを確認してみましょう。
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4年生の授業を担当していると問題に集中して取り組めない生徒がある程度見られます。国語が苦手な生徒はすぐに集中が切れてしまいます。