いつ、なにを、どれだけやるか?ということは、お子さんの状況によって様々に変わります。ただ、多くの受験生を見てきた経験から、「この時期にこれが出てきていないとマズイ」とか、「この時期にこういうことにつまづきやすい」ということがあります。
また、中学受験は塾が学習の中心になりますが、この先どういうことが予定されているのかはなかなか保護者の方には明確になりません。そこで、次のタームで何が予定されているか?を加味して、特定の時期に何が出来るようになっていなければいけないかを纏めました。
5年生(7月)
5年生の最大のイベントは夏期講習です。これは、塾によって多少前後しますがだいたい20日間、半日程度授業が行われます。ここを実りあるものにするためにも、7月にお子さんがどの程度のレベルに達しているかを把握する必要があります。
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根拠を持って問題に取り組んでいるか
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国語が苦手な生徒ほど問題を「なんとなく」で解いています。一般的な塾ではこの時期のテキストの文章は難しすぎるということはありません。小5で十分理解できる文章になっています。
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ですから、この時期こそ問題を根拠を持って解くという姿勢を身につける必要があります。夏期講習では集中して多くの問題を解くことになります。一日2問×20日=40問の問題を解くという機会を十分に活かすためにも、問題を解く時に根拠を 持って取り組む姿勢が必要です。
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国語が苦手な生徒ほど問題を「なんとなく」で解いています。一般的な塾ではこの時期のテキストの文章は難しすぎるということはありません。小5で十分理解できる文章になっています。
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自分で答案の分析が出来ているか
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模試などで自分がどれくらいできたかを正確に把握するためには、ある程度の国語の力が必要です。出来たか出来なかったかが分かるという状態は、出来なかった事が把握できているということであり、それは、少なくとも問題の意図を読み取れているということになります。もちろん、きっちり分析が出来る必要はありません。この段階では子供の「出来た」「出来なかった」と実際の結果が合致しているかを見てみましょう。
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模試などで自分がどれくらいできたかを正確に把握するためには、ある程度の国語の力が必要です。出来たか出来なかったかが分かるという状態は、出来なかった事が把握できているということであり、それは、少なくとも問題の意図を読み取れているということになります。もちろん、きっちり分析が出来る必要はありません。この段階では子供の「出来た」「出来なかった」と実際の結果が合致しているかを見てみましょう。
5年生(12月)
この時期には6年生を見越して行動することが大切です。塾の側でも6年生を見越した動きが出てきます。
保護者面談や家庭訪問でも6年生になってからどうしていくかという話が中心になってきます。
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難しくなった文章についていけているか
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5年生から6年生にかけては、文章の難易度が上がります。塾によって多少の差はありますが、ほとんどの塾のテキストでは夏期講習終了後から冬にかけて本文の難易度が上がります。
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もちろん、ほとんどの生徒は完全には理解できていませんが、6年生の夏期講習後にはさらにもう一段難易度が上がります。ですから、ここでしっかりとついていけるようにしましょう。
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文章が十分に理解できない場合には、その原因を探ることが必要です。この時期はまだ入試までに時間がありますが、6年生後期には入試までの時間が迫っていて腰を落ち着けて対策をすることが出来ません。
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特に、全く的はずれな解答をしている場合(選択問題など)は、文章に出てくる言葉の理解が不十分な可能性が高いです。時間がある時期だからこそ、本文の中に出てくるよく分かっていない言葉の意味を1つづつ確認していきましょう。
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5年生から6年生にかけては、文章の難易度が上がります。塾によって多少の差はありますが、ほとんどの塾のテキストでは夏期講習終了後から冬にかけて本文の難易度が上がります。
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志望校の選定と動機付け
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6年生になると受験まで密度の濃い1年間が始まります。その時に志望校選定の動機付けが弱いとお子さんが受験を諦めてしまう場合があります。
- この1年間は一度脱落すると取り返すのが大変です。内容が受験への総仕上げになっている上に、周囲の生徒も必死に勉強するのでその差を埋めるのが難しいのです。そのような場合に支えとなるのが志望校への強い動機付けです。6年生になってからも各中学が主催する説明会などで志望校に触れる機会はありますが、今のうちに第一志望の中学を明確に定めておくことが必要です。実際に志望校に行ってみる、制服を見てみる、文化祭などに参加することは、お子さんの動機づけへの一助となるでしょう。
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6年生になると受験まで密度の濃い1年間が始まります。その時に志望校選定の動機付けが弱いとお子さんが受験を諦めてしまう場合があります。