浜学園の良いところ
+高い合格実績
+関西圏の入試に強い
+校舎拡大中
浜学園の悪いところ
-難易度の高いカリキュラム
-家庭学習の負担
-模試の難易度と普段の学習水準の差
浜学園の特徴
浜学園はもともと関西の大手中学受験塾でした。灘中などの合格実績は一貫して高く、関西圏に限れば最大手と言っても良いでしょう。数年前から中部地区にも進出を開始し、2015年後半から校舎の拡大(御器所など)が行われています。まだまだ校舎数は少ないですが、生徒数に対する合格実績が高く、優秀な塾であることは間違いありません。
浜学園のカリキュラムは東海地区の標準的なテキストであった新演習シリーズと比べるとかなり難易度が高くなっています。4年生の段階から記述問題がたくさん出てきますし、選択問題についても複数の(正解に見える)選択肢から選ぶことが要求されます。テキスト自体は薄いのですが、中身の濃い内容となっています。
そのためか、これらの授業を消化し宿題をこなすことが出来ずにドロップアウトする例が散見されます。中堅以下の中学を目指す家庭にとっては負担のハードルが高すぎるというのが正直なところではないでしょうか。
浜学園の模試は授業内容に比べてもさらに難易度が高く、早いうちから分量の多い文章が課される点に特徴があります。授業の内容を十分以上に消化しきらないとなかなか好結果が望めません。その意味で模試と授業の連動に疑問が残ります。
また、公開模試の問題は完全に関西の最難関中学を意識した構成になっており、記述力模試にいては、空欄補充型の問題となっていることから、東海地区の難関校(特に記述メインの東海中学)への対応に不安が残ります。
東海中学を目指す場合には、算数は難易度としても良い選択ですが、国語については家庭で記述などに取り組む必要が出てきます。また、関西の最難関校を目指すのであれば浜学園はかなり良い塾だと言えます。